妊娠中の下痢の原因と対策法は?放置は危険なので注意!

妊娠中はママが実感するよりもさらに身体のあちこちに変化が現れている事があります。

その一つが「下痢」です。「妊娠とは関係ない」「大した症状じゃないから大丈夫」と放っておくと思わぬ危険な状態になりかねません。

妊娠中にはホルモンバランスが通常時とは大きく変化するので、体調が変化して思わぬ症状に発展することもあるのです。

ということで今回の記事では、妊娠中の下痢の原因と対策法についてお話します。

妊娠中って下痢になりやすいの?

妊娠するとママの身体はお腹の赤ちゃんを育てる事を第一に考えるため、通常よりもバリア機能が低下してしまいます。

例えば、ママの身体を一つの国として考えると、国の中で一大事が起こると本来国を防衛するべき兵隊達がそちらに集結するために外からの攻撃に弱くなってしまうといった状態にあるという事です。

いつもなら細菌やウイルスに免疫機能が働いて感染を防げるのに、外からの攻撃に弱くなっている妊娠中は感染する可能性が高くなってしまうため、下痢になりやすい状態になっているのです。

もちろん、下痢の状態でいるのは良いことではありません。では、妊娠時の下痢のさらに細かい原因を見てきましょう。

ホルモンバランス変化も下痢の原因の一つ

妊娠すると黄体ホルモンが多く分泌され、ホルモンのバランスが不安定な受容体になりやすくなります。

ホルモンのバランスが崩れると自律神経が乱れてしまい、いつもなら正常に働いていた機能が上手く働かなくなる事があるのです。

ホルモンのバランスは目で見えないので自覚症状が持ちにくいのが難点。

いつの間にか身体に負担がかかりすぎてしまって自律神経が乱れている場合もあるので、妊娠中は無理をしすぎないように気をつけるのも健康管理の一つですね。

⇒ホルモンバランス検査で乱れを知る!費用や方法を詳しく解説!

妊娠中の身体の機能的な問題って?

ホルモンバランスの乱れ以外にも、胎児が大きくなることによって物理的な原因で下痢になりやすくもなります。

それは、赤ちゃんがいる子宮の丁度隣には直腸が通っているからです。

妊娠中期~後期にかけて赤ちゃんが大きくなるにつれ子宮も大きくなり次第に隣の直腸を圧迫していきます。

これまで普通に通っていたパイプが隣の子宮に圧迫されると管が細くなったり通りにくくなったりして過剰に反応してしまい下痢になってしまう事があります。

胎児が大きくなってくると下痢になる?

「圧迫されたら便秘になるのでは?」と思う方もいると思いますが、実は便秘と下痢は同じ原理で起こるので便秘になる方は下痢にもなりやすいのです。

元々便秘気味という方は、腸の機能が上手く働いていない可能性もあるため下痢にもなりやすいと言えます。

このように妊娠中は思ったよりも身体の免疫機能が低下していたり、目には見えない変化が起こっています。

これから妊娠の予定がある方は、妊娠中は下痢になりやすい体質になっている事を知っておきましょう。

下痢を放っておくと流産や早産の危険も

下痢になるとお腹の痛みを伴いますが、実はこの腹痛が子宮の収縮を促す事をご存知ですか?

子宮が収縮されるとお腹の赤ちゃんのいる部屋はキューッと小さくなり、赤ちゃんは窮屈になるどころか時には危険な状態になるケースもないとは言えないのです。

よく「お腹が張ると良くない」と言いますが、下痢で腹痛になっている時も子宮はほぼ同じ状態ですので放っておくと子宮頚管が短くなり流産や早産の危険性が高まります。

実際に私の周りでも妊娠後期にノロウイルスに感染し下痢を繰り返した結果、正産期でもないのに赤ちゃんが下に降りてきて危険な状態になったママもいます。

下痢になりやすい方などは「いつもの下痢だから大丈夫」と軽視しがちですが、放っておくと赤ちゃんの命に関わるケースもある事を知っておきましょう。

では放っておくと危険な「下痢」、予防するために何か対策法はあるのでしょうか?

対策法①規則正しい食生活を心がける

妊娠中は悪阻や体調の変化により食生活が偏りがちになります。食のバランスが崩れると一番影響を受けやすいのは胃や腸といった消化器官ですよね。

水分のない硬い便を作り便秘になったり、反対に水分が多い便のまま排出してしまったりと上手く機能しなくなってしまいます。

これらを予防するためには肉、魚、野菜、穀物などバランスよく食べるように心がけること、特に野菜や果物には腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれているので多く取り入れるようにしましょう。

また最近注目されている酵素には消化酵素といって食べ物の消化を助ける働きのある成分が含まれています。

ヨーグルトや味噌などの発酵食品を積極的に摂る他、きのこ類にも酵素成分が多く含まれていますので献立に取り入れてみましょう。

⇒妊娠しやすい食べ物ってあるの?私が実践して効果のあった食事を紹介!

対策法②生ものや刺激物に注意

お刺身や生ハムといった生ものの食品には細菌が付着している可能性もあり、下痢や腹痛の大きな原因となる事があります。

いつもは大丈夫というママも細菌感染の下痢は悪化しやすく、お腹の赤ちゃんにも負担がかかりますので妊娠中は控えたほうが良いでしょう。

また辛い物や甘すぎるもの、脂っこいものなども食べすぎると胃腸を刺激して下痢になりやすいので控えるようにしましょう。

生ものや刺激物は絶対にダメというわけではありませんが、妊娠時には食べるものにもある程度注意を払っておきましょう。

⇒妊娠中にNGな食事や飲み物とは!飲食での過剰摂取に注意!

対策法③身体を冷やさない

胃や腸といった消化器官は冷えにとても弱い器官とも言えます。

特に胃は食べ物が直接入ってくるので冷たい物を食べすぎると冷えやすく、腸にも影響しやすいのです。

食べ物だけではなく日頃からお腹を冷やさないように薄着には気をつけましょう。また下痢になってしまった時も身体を温めると改善されると言われています。

生姜やゴボウといった身体を温める食べ物を摂ったりお腹周りに湯たんぽを当てるなどしてみて下さい。

⇒冷え性は妊娠の敵!?不妊に多い冷え性の原因と改善法とは?

下痢がひどい時は病院を受診しよう

下痢がだんだん酷くなったり長く続く場合には、我慢せずに病院を受診して整腸剤などの薬を処方してもらう事も一つの方法です。

自己判断で市販の薬を飲むとお腹の赤ちゃんに影響がある事があるので絶対にしてはいけません。薬を服用する際には必ず医師の確認を取ってからにしましょうね。

妊娠中はお腹の赤ちゃんが最優先、ママの身体は風邪をひいている時のように弱くなっています。

いつもよりも少しだけ自分の身体を労わって負担をかけないように下痢の予防をしていきましょう。

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