不妊治療はいつからいつまでしたらいい?適齢期っていつ?

昔は20歳過ぎたら女性は結婚すべしと言われた 時代もありました。今は女性の社会進出も華々しく、結婚の平均年齢は30歳を超えています。

と同時に出発年齢も2016年のデータでは30.4歳と20年前に比べると3年も遅くなってきています。

そして晩婚化に比例して、不妊治療をする女性も年々増加傾向にあることをご存知でしょうか。

女性の身体にはタイムリミットがあるので、年齢を重ねると妊娠はしにくくなります。では一体不妊治療はいつから始めて何時まですればいいのでしょうか?

実際に初めて不妊治療を受ける人の平均は?

まずは現在の不妊治療者の平均から見ていきましょう。

不妊治療の初診を受ける治療者の平均は39歳です。

この数字、早いと思いますか?それとも遅いと思いますか?私はとても遅いと思いました。

その根拠は次にあります。

35歳を過ぎると途端に妊娠率は下がる

まずは妊娠成功率について見ていきましょう!下の画像が自然妊娠の成功率と年齢の関係をまとめた表です。

年齢別自然妊娠、流産、ダウン症確率

20代後半まで30%まであった自然妊娠率は年齢とともに徐々に下がっていき、35歳を過ぎると途端に18%にまで落ち込みます。

なのに実際不妊治療を始めるのは39歳過ぎてから。これでは良い治療を受けても妊娠率はよくないと言えるでしょう。

ではなぜ年齢を重ねると妊娠率は下がってくるのでしょうか。

妊娠率が低下する理由にはいくつかありますが、不妊に最も悪影響を与えるのが「卵子の老化」です。

原因は卵子の老化

女性は、お母さんのお腹にいる胎児の頃から卵子の元となる原子卵胞を持っています。

生まれた時に200万個ほどあった原子卵胞は生殖年齢の頃には20?30万個にまで減少していきます。

同時にずっと子宮にある原子卵胞はどんどん古くなっていき質が悪くなっていくために、排卵日にタイミングを取っても受精卵にエラーが起こり、自然淘汰される確率が高くなってくるのです。

つまり、卵子は年齢と共に徐々に老化しながら数を減らしていってしまうということですね。

治療は早い方が成果が出やすい

以上の事を踏まえて、妊活はなるべく早めにスタートすることをお勧めします。

不妊治療はすぐに成果が出るかどうか分かりません。

ということは、例えば35歳で治療を始めて妊娠するまでに1年かかったとして、そこから出産まで10か月かかると37歳近くになるのです。

また、不妊治療をしている間にも卵子は徐々に老化し数も減少していくので、どんどんと妊娠しにくくなっていきます。

もし、2人目を考えている場合などは特に初産は早い方がリスクも少なく2人目にトライ出来るでしょう。

出産年齢のタイムリミットは?

出産のタイムリミットは人それぞれで、何歳までと決めることは出来ません。

私の周りで45歳で出産をした方がいます。その方は1人子どもがいて、自然妊娠で2人目を授かったようです。

他にも有名な方だと、政治家の野田 聖子さんは50歳で卵子提供を受け出産されましたね。

このように何歳になっても出産される方はいるので、不妊治療をいつまでするかを決めるのは「自分」意外の誰でもありません。

ではずっと治療を続けていたら、いつか授かる事が出来るのか?それは次の数値を見ていただきたいと思います。

40代の体外授精の成功率は

年齢が若ければ妊娠に成功する確率は高くなりますし、チャンスもたくさんあります。

しかし、40代で妊娠をすることをかんがえるのであれば、自然妊娠で妊娠を目指すことは難しいことです(40歳での自然妊娠成功率は5%です)

なので、40代で不妊治療を受けて出産した人の大半は自然妊娠よりも妊娠率の高い「体外受精」を利用しています。

下の画像が年齢別の体外受精成功率です。

年齢別体外受精成功率グラフ

上の表を見ていただければわかりますが、体外授精の成功率は女性の年齢が上昇する度に低下しています。

女性の年齢と体外受精の成功率

  • 35歳⇒33%
  • 40歳⇒20%
  • 45歳⇒5%

自然妊娠に比べれば非常に高い妊娠成功率ですが、妊娠成功率自体は決して高いとは言えない数値ですね。

さらにこの数値は「妊娠成功率」なので、この後に流産をしているケースも成功率に含まれています。

40代での流産確率が40%以上ということを考えると、出産に成功するケースは妊娠成功率の更に半分になってしまうということですね。

こういった情報をふまえて、パートナーの方とよくご相談されて、いつまで治療するのか、妊娠意外の選択肢もあるだろうか、ある程度目処をつけておくのが良いと思います。

思い立ったら早めに行動しよう

私はもともと排卵障害があったので、結婚してすぐ不妊治療を始めました。

ですが治療が実を結ぶまで3年半かかり、ようやく妊娠して出産が終わってみると結婚して4年も経過していました。

ですが4年経ってこうして可愛い我が子に出会えたのは、4年前のあの時、思い立ってすぐに不妊治療を始めたからだと心から思えます。

結婚が早い、遅い、仕事を持っている、夫婦の時間を大切にしたいなどいろいろな事情を皆抱えています。

それぞれのタイミングで、病院に行ってみようかな?と思えた時が不妊治療の始めるタイミングだと思います。

何年後か先の自分が今の自分を見て後悔しないように、勇気をもって不妊治療の道へと踏み出してみて下さい。

きっとその先には家族が増えて忙しくも賑やかな、新しい人生が待っている事でしょう。