2人目不妊の治療法とは!具体的にどんな治療をするの?

お猿さんみたいに真っ赤な顔をして産声をあげた我が子もだんだんおしゃべりが出来るようになって、時々おませな口をきいてびっくりさせることも増えてきたころ。

母親として「そろそろ弟妹を作ってあげたいな」と思うことはよくあることだと思います。

でも毎月やってくる生理に落ち込み「2人目不妊の治療、はじめてみようかな」と考えてはみたものの、不妊専門の病院に行くのが何となく不安…という人も多いと思います。

それは病院でどんな治療をしているか分からないからではありませんか?2人目不妊には様々な原因があり、それによって行われる治療法も様々です。

ですが、あらかじめどんな治療を行うのか知っておけば不安も和らぐと思います。

今回は2人目不妊の主な原因と治療法について詳しくご紹介したいと思います。

2人目不妊の主な原因とは

まずは最初に、2人目不妊の主な原因を簡単に紹介していきたいと思います。

2人目不妊の主な原因として次のようにあげられます。

2人目不妊の主な原因

  • 1人目出産から年齢を重ねたことによる卵子の老化、または卵巣機能の低下
  • 帝王切開などの回復手術によっておこる合併症(帝王切開瘢痕症候群、子宮部の癒着など)
  • もともと夫婦のどちらかに不妊要因があった

2人目不妊の原因については別記事でもっと詳しく紹介しているので、興味がある方は別記事も読んで頂ければと思います。

関連記事:2人目不妊に陥る3つの原因!心当たりがあれば注意!

それではそれぞれどのように治療が進められていくのか見ていきましょう。

卵子の老化、卵巣機能の低下

自分の卵子がどのくらいあるか、または卵巣機能が働いているかどうかを調べる検査があります。

それが「抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査」です。

卵胞が発育する時期の卵胞からホルモンを摂取し、卵巣内にある卵子量を調べる検査で、これから治療する上で指標となるので不妊検査ではよく知られているか検査方法ですね。

平均的な値を見てみましょう。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査の年齢別平均値
30歳以下で5.7ng/ml
35歳で3.65ng/ml
40歳で1.72ng/ml

40歳になると30歳のおよそ5分の1にまで値が減少しているのが分かると思います。

この数値は平均値なので、個人差があります。

なので、20代の女性でも、40歳の女性と同じくらいの卵子量ということもあります。

2人目不妊で悩んでいる方でこの検査を受け極端に数値が悪いとなると、自然妊娠が難しいという判断で体外授精に踏み切る方も多いです。

年齢の経過に伴ったFSH値の上昇

「卵胞が発育する時期に脳下垂体から卵胞を育てましょう」と卵巣に指令を送るホルモンがあります。

それが「卵胞刺激ホルモン(FSH)」です。

このホルモンは妊娠適齢期には10くらいの値ですが年齢を重ねるごとに値は増えていきます。

卵巣は老化とともに活動を弱め、卵胞を育てることをサボるようになるため、脳はFSHホルモンを沢山出して卵胞を育てなくてはならないからです。

つまりこの値が高い方は卵巣機能が弱っているとみられ、排卵誘発剤や必要に応じて高度医療も選択肢に入れた治療に入ります。

帝王切開による合併症

1人目出産の際何らかの原因で帝王切開をした。または病気などで回復手術をした方は、術後の傷が原因で合併症を引き起こす可能性があります。

では、これらの合併症はどう治療していくのでしょうか?

帝王切開瘢痕症候群の場合

帝王切開瘢痕症候群は帝王切開による傷跡のくぼみに血液や頸管粘液が貯留し着床がしずらくなるという症状です。

この合併症は、子宮鏡検査によって分かります。

程度は人それぞれで、軽い方は周期によっては自然妊娠の可能性もありますが、重い場合は手術によって修復する事も出来ます。

また、毎周期ごとに血液の貯留をチェックし洗浄するという方法もあります。

ですが、こちらの合併症はまだ専門医が少なく、すべての不妊専門病院で出来る治療ではないのでまずは信頼出来る医師に相談をして指示を仰ぎましょう。

専門的な治療をしてもらえる病院を紹介してもらえるかもしれません。

手術による子宮部の癒着

最近は医学の進歩により回復手術のリスクも減ってきておりますが、癒着とは人間が本来持っている身体を再生しようとする補修能力であり、100%これを防ぐのは不可能です。

なので癒着が明らかになったからといって誰かのせいでもありません。前向きに受け止めて治療法を考えましょう。

例えば卵管などに癒着が見られた場合は腹腔鏡下手術といって、お腹に5mm~10mmの小さな穴を開けカメラと特殊器具を挿入しモニターを見ながら行う癒着剥離術という手術方もあります

これによって癒着が剥がれれば、自然妊娠も可能性が出てきます。

症状が酷い場合には回復手術を行う場合もありますが、癒着の程度によっては体外授精などの高度医療に進むこともあるります。

なので、手術で全て取り除かれる訳ではなく、いろんな選択肢が増えるという捉え方の方が良いでしょう。

もともと夫婦のどちらかに不妊要因があった

1人目を何の苦労もせず妊娠した方の中にも実は不妊要因があったのに奇跡的に妊娠したパターンもあります。

そういう場合は一通りの不妊検査が始めに行われ、原因を突き止めた上で治療に入ります。

気をつけなければならないのは1人目を自然に授かった経験から、なかなか2人目不妊を受け入れられずに治療に消極的になってしまう事。

先にも言った通り女性の身体は常に変化しているので、ずっと1人目を妊娠した頃と同じ状態ではありません。

もし不妊の原因があったとしたらやはり素直に受け止めて、これからもう一度赤ちゃんを授かる準備に入らなくてはならないのです。

まずは「自分は不妊治療をしなくてはいけないんだ」と認識を持って治療に取り組みましょう。

まとめ

妊娠、出産は女性が命をかけてかけがえのない生命をこの世界に生み出すとても尊く素晴らしいものです。

と同時にそれをきっかけに妊娠へのリスクを負ってしまうのも、いわば人生の一大イベントをやり遂げた母親の勲章かなと私は思います。

子どもの育児も抱え、2人目不妊は1人目とはまた違ったストレスと治療との戦いですが、母は強しです。再び赤ちゃんを抱くその日に向かってどうか胸を張って治療に踏み出しましょう。